No.5 自然から学ぶ・・・セコイア国立森林公園のキャンプ場より♪

 

 

7月4日はアメリカの独立記念日で3連休。今回はロスから北に5時間ドライブして来たセコイア国立森林公園のキャンプ場からのレコーディングです♪

標高7200フィート(約2200m)にあるキャンプ場は、日中の日差しは強いものの、朝夕は骨にしみる寒さ!暑いロスから来たので充分な服の準備をして来ずテントの中で震えることに・・・事前のリサーチと準備はやっぱり大切だと実感。。。

樹齢が数千年、高さが数十メートルから最高100m近くにもなるジャイアントセコイアの木は本当に圧巻!しかしその根の深さはたったの4~5mと、木の高さに比較するととっても浅いんだそう。その代わり横に4000平方メートルぐらいに広がり、更に他のセコイアの根と絡み合って地下で頑丈な基盤となり、厳しい風雪にも耐えることが出来るんですね。これって人間に当てはめると、一人の力は小さいけれど、家族や友人、周りの人間とのネットワークを築いて大きな根っこにすることで、大きく逞しく成長出来ることにつながるのではないかと。

今回森林を見てまず気付くのは、枯れて茶色くなった木が本当に沢山あるということ。場所によっては40%ぐらいは茶色くなっているように見える。その理由をパークレンジャーの人に聞くと、大きな理由は2つあって、ひとつはここ10年間ぐらい西海岸で起きている慢性的な水不足による乾燥。もうひとつは東アジアから侵入して来た松の木を食い荒らすコガネムシの一種の害虫の大発生。要するに長年の乾燥により木々の健康状態が悪化し、それに害虫が襲い掛かったので、木が耐えられずに枯れてしまったということ。これはそのまま人間が水や栄養不足で健康状態を損なうと、病原菌や病気に耐えられず死んでしまうといい事と同じかと。

更に西海岸の水不足が地球温暖化が原因で、それが人間の社会活動による二酸化炭素の莫大な排出が理由であるとすれば、害虫を他からアメリカに持って来たのも人間の活動が原因だし、この大量の木々の死は人間がもたらしたものだと言える。。。

と、そんなことを森を見ながら語ってます。。。