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健康な母親からは、健康な赤ちゃんが産まれ
て来る可能性が高いのは誰でも想像が出きる
と思います。

でも妊娠する前…そう母親になる前からその
準備を始めておくことが大切だと、この記事
では特に栄養に着目して述べています。

今回のトピックを参考に、既にお母さんの方、
またこれからお母さんになろうという方、
共に栄養が自身と子供の健康に与える影響を
改めて考えて見ましょう。


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アメリカ栄養学協会によると、「子供を出産
する可能性のある女性は、健康的なライフス
タイルを維持すると共に、日頃から充分な
栄養素を摂取しておくべきです。

そしてそれは障害児出産のリスクを減らすこと
につながります。健康的なライフスタイルに
大切なのは適正な体重の増加、バラエティーに
富んだ食事、そして上手なビタミンとミネラル
のサプリメントの活用です」と述べています。

リサーチによると、“葉酸”サプリメントは、
二分脊椎や無脳症といった神経管欠損のリスク
を軽減すると報告しています。妊娠する以前
から４００μgの葉酸を毎日摂取した女性は、
神経官欠損のリスクを７０％まで軽減すること
が出来たとリサーチは示しています。

妊娠期間中における“コリン”サプリメントの
摂取は、子供の記憶力と反応性を向上させるの
に関係していると研究では報告しています。

またオメガ−３系ＥＦＡ（必須脂肪酸）、特に
“ＤＨＡ（ドコサヘキサエン酸）”と“ＥＰＡ
（エイコサペンタエン酸）” は、胎児の脳や
神経システム、そして目の成長の為に重要です。

ＤＨＡは脳内に最も豊富に見られる脂肪酸で、
ＤＨＡをサプリメントにて摂取する事も出来ま
すし、またＥＰＡを摂取することにより、体は
体内でそれをＤＨＡに変換する事が出来ます。

研究によると鉄欠乏性貧血の女性は、未熟児を
出産する可能性があるといいます。カルフォル
ニア州立大学バークレー校の研究者によると、
鉄欠乏性貧血に対する鉄分サプリメントの使用は、
それを充分な期間使用し続けなかったため失敗
した場合が多いと語っています。

彼らによると鉄サプリメントの摂取は、妊娠する
前から出産、そして授乳期間が終わるまで続ける
べきだと言います。

また鉄は亜鉛や銅といった他のミネラルの消化
吸収を阻害する働きが有ることから、アメリカ
栄養協会では１日に３０mgの鉄、１５mgの亜鉛、
２mgの銅を妊娠中に摂取する事を薦めています。

カルシウムは胎児の骨と歯の成長に欠かせない
栄養素です。またカルシウムは、神経細胞間の
メッセージ交換や心臓の鼓動、血液の凝固、
そして筋肉の緊縮をコントロールする為に必要
な神経伝達物質の放出を助ける働きがあります。

もし母親に充分な量のカルシウムが無いと、胎児
は母親が蓄えている分のカルシウムを使ってしま
います。それは後に母親に骨粗そう症のリスクを
残すことになります。

またアルゼンチンで行われた研究では、妊娠期間中
に充分なカルシウムを取った女性は、それを摂取し
なかったグループに比べ血圧が低かったと報告して
います。

マグネシウムは妊娠に起因する脚のけいれんや、
高血圧や頭痛、むくみ等を伴う子癇前駆を和らげる
効果があるといわれています。またマグネシウムの
摂取は、未熟児の脳性まひや精神遅延などのリスク
を減らすのを助ける効果があるそうです。

資料：Lancet; 2002 Vol. 359


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いかがでしょうか？お母さんにとっての栄養の
大切さ、分かっているようでも知らない事が
意外と多いような気がしますね。

特に母親に充分なカルシウムが無いと、それに
よって母親自身が、後で骨粗そう症になりやすい
ということ・・・怖いですね。

またこの記事では述べられていませんが、健康
なライフスタイルの中には、飲酒や喫煙の習慣
も含まれます。

もし健康な赤ちゃんが欲しければ、妊娠する前
から、タバコをやめ、飲酒は適度に抑えておく
べきです…一緒に住んでいる家族（特に旦那さ
ん！）も気を付ける必要があるでしょう。

今回のキーポイントは、「妊娠する前から
子育ては既に始まっている」という事。

普段から食生活やライフスタイルを健康的に
整えていくこと、これは女性にとっても、そし
て男性にとってもとても大切な事でしょう。