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「モモキッスヘルシーキッズ!」
体罰の悪影響!
日本でもアメリカでも、子供が言うことを
聞かなかったり、粗相したりすると、おしり
を叩いたりする「体罰」が一般的に行われて
いるようです。
でもこの体罰を小さい頃から、長期間に渡り
続けていると、子供の精神的な成長に悪影響
を与えるそうです。
今回のトピックを参考に、体罰があなたの
お子さんに与える影響を、改めて考えて
見てはいかがでしょう。
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子供の躾けは親の役割のひとつ…それは誰もが
問題なく同意するでしょう。でもそれに体罰が
含まれれるとしたらどうでしょうか?
多くの親は、子供の誤った行動を素早く矯正
するのに、お尻を1回や2回叩く事は、躾けの
方法のひとつとして問題無いと考えています。
しかし、Pediatrics誌に掲載された最新の研究
によると、トゥレーン大学のリサーチでは、
体罰によってすぐに得られる結果よりも、長期
間での悪影響の方が大きいという証拠が得られ
たそうです。
2500人近くの子供達を対象に行われた調査
では、3歳の頃に体罰を頻繁に受けた子供は、
5歳になるともっと攻撃的になる可能性が高い
という結果が出ました。
コミュニティヘルスサイエンス教授の、キャサ
リン・テイラー氏により指揮されたこの研究で
は、子供が攻撃的になる様々な他の要素(母親
がうつ、アルコールや薬物依存症、家庭内暴力、
または妊娠中に堕胎を考えた)をまず排除しま
した。
その上で子供が攻撃的な行動をする理由として、
体罰が重要な候補として残りました。そして
リサーチの始まる1ヶ月前に、2回以上体罰を
受けた子供は、5歳の子供で50%以上の高い
割合で、攻撃的な行動を示しました。
20都市で母親に対して行われたアンケート調査
では、3歳の自分の子供に対して45.6%は
過去1ヶ月間に体罰を与えた事が無く、27.9
%は1度、26.5%は2回以上体罰を与えたと
回答しています。
そしてその子供達が5歳になった時の状況を比較
すると、体罰を受けた子供は、受けていなかった
子供に比べ、彼らが欲しい事や必要な事などの
欲求がすぐに満たされないと、簡単にイライラし
たり、頭に来てかんしゃくを起こしたり、また
他の人や動物に対して暴力を振るうという傾向が
見られました。
この理由としては、体罰が悪い行動の悪循環を
起こしてしまっているのではと考えられます。
体罰は子供に理解させるのではなく、恐れを
与えます。たとえ体罰を与える事によって、
その場では悪い行動を改めても、それは彼らが
その行動が悪いと理解した事ではないのです。
さらに体罰という、暴力を行うことによって問題
を解決しようとする親の行動は、子供達にとって
悪いお手本にもなります。
AAP(アメリカン小児科学会)では、どんな
状況においても、体罰を推薦していません。
体罰はそれを繰り返す事により効果も無くなり、
子供が成長した後、躾をする事がより難しく
なるとAAPでは述べています。
資料:Time Magazine May 3, 2010
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いかがでしょうか?体罰を行うことにより、
子供が更に暴力的になっていく…避けたい
状況です。
子供に体罰を与える時、本当に子供のためを
考えているのか、単に親が頭に来たりストレス
が貯まって、その解消に子供に手をあげている
のか分からない場合も多いような気がします。
また、体罰を受けて育った子供は、親になって
から、今度は体罰を与える親になる率も高いと
聞いた事もあります・・・負の連鎖ですね。
こういった負の連鎖を断ち切る意味でも、まず
「体罰は効果が無い」ということを理解して、
子供の目線でやってはいけない行動の理由を、
言葉で説明することが大切だと思います。
また子供が言うことを聞かなかったり、誤った
行動をする時は、疲れていたり、お腹が減って
いたり、また何らかの栄養素が不足している
場合も多いようです。それらの原因を未然に
取り除くことも大切ではないでしょうか。
ちなみに私が子供の頃、父親に殴られた記憶は
1回だけ。母親には叩かれた記憶もありません。
4人兄弟の3人目で、一番目立たなかったから
かも知れませんが、おかげで平和に成長した
ようです・・・親に感謝です。(^_^)