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◆ビタミンＢ群〜全部で８種類もある？！

ビタミンＢと聞くと、一種類の栄養素かと
思っていたら、実は８種類あって、それぞれ
ビタミンＢ１、Ｂ２、Ｂ６、Ｂ１２、
ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン
という異なった栄養素なんですね。

これは最初、牛乳から脂溶性のビタミンＡと
水溶性のビタミンＢが発見されたのですが、
後でビタミンＢは一種類の物質では無く、
複数の混合物であることが確認されたので、
８種類もの「ビタミンＢ群」となったそうです。


◆ビタミンＢ１の働き

日本人に最も不足しやすいと言われている
のがビタミンＢ１です。これはチアミンとも
呼ばれ、体内の化学反応をするのに必要な
酵素を助ける補酵素として働きます。

ビタミンＢ１は、糖分をエネルギーに
変換するのに必要な補酵素として働くので、
エネルギーの補給には欠かせない栄養素です。
また神経の働きを正常に保つ役割もあります。

日本の食生活では、ご飯などの穀物（糖質）を
中心としているため、特に糖の代謝に必要な
ビタミンＢ１の必要性が高くなります。


◆ビタミンＢ１が不足すると

ビタミンＢ１が不足すると脚気になりやすい
と言います。日本では江戸時代に白米を食べる
習慣が出来てから、脚気が流行したそうです。

玄米に含まれるビタミンＢ１を１００％と
すると、白米だと１９％になってしまい、
脚気の原因となりました。これが玄米食は体に
良いと、最近よく言われる理由のひとつです。

ビタミンＢ１が不足すると、十分なエネルギー
が得られないので、体がだるく感じたり、
疲労、動悸、息切れ、食欲不振などの症状を
感じることがあります。

ダイエットや外食がちの人、タバコ、飲酒、
ストレス、またスポーツを盛んにする人は、
ビタミンの必要性が高くなるので、ビタミン
不足にならない様に気を付けましょう。


◆ ビタミンＢ１が多く含まれる食品

植物性の食べ物：穀類やごま、ピーナッツ等
の種を食べるもの。白米よりは玄米が ◎
動物性の食べ物：豚肉、うなぎ

※他の食品と合わせてこれらを上手に
組み合わせて食べることが大切です。