「今私たちが選択する行動は、
7世代先の子孫にも影響を与える」
この言葉、もしかしたらどこかで聞いたことが
聞いたことがあるかも知れませんね。
実はこの考えはネイティブアメリカン
(アメリカンインディアン)の教えのひとつ
と言われています。
ネイティブアメリカンは自然を崇拝し、
自然と共に生きたアメリカ大陸の先住民です。
その先人の知恵から出た教えなのです。
最近は環境問題を語るときに、
現在人類が行っている環境破壊に対し、
今から改善していかないと、
7世代(約200年)先の子孫にまで
その影響が及ぶだろうと、
ひとつの警告として使われています。
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「明日のことだって分からないのに、
7世代先なんてとても考えられません…」
もしかしたら、それは本当のことかも
知れません。
でもだからこそ7世代先を考えることが
必要になるのではないでしょうか。
まず7世代先(約200年後)を
良くしたいと考えたら、今起こっている問題、
例えば放射能汚染についても、
今から最善を尽くしていけば、
200年後にはきっと
解決することは可能でしょう。
だから今から最善を尽くしましょうと
いう結論が出て、行動に移すことが出来ます。
他の問題も同様です。皆が今から最善を
尽くして行動し続ければ、ほとんどの
問題は200年後には解決しているでしょう。
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そして個人で言えば、200年後には
私たち自身は当然既に死んでいます。
(ドラキュラで無い限り・・・笑)
そして私たち自身が、私たちの子孫から
見ればご先祖様になるわけです。
今から200年前の私たちの直接の
ご先祖様については、知らない方が
多いと思います。
私は正直どんなご先祖様だったか知りません。
(ご先祖様ごめんなさい・・・)
200年前と言えば江戸時代ですから、
今の様な完璧な戸籍制度も無く、
記録は紙と筆でした。
ですから私たちのご先祖様の情報は
ごくわずかしか残っていないのです。
しかし今から200年後の私たちの
子孫は、今の私たちが残した沢山の
情報(写真や文章、メールやブログ等)
も容易に見ることが出来るでしょう。
ということは祖先としての私たちが
どんな人だったか詳細に知ることに
なるんです!!
もし私が大うそつきで大悪党の詐欺師で、
多くの人達を苦しみに陥れた張本人だったら、
私の子孫は誇りに思えるでしょうか。
それを考えたら、おのずと自分が今取る
行動を見直すようになるに違いありません。
やっぱり私のご先祖様は、社会貢献に尽くし、
家族を大切にした立派な人だった
と誇りに思ってもらいたいですよね。
7世代先を考えるということは
そういうことにもつながるんです。
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そして何よりも大切なのは、
7世代先を考えると、今身近にある
問題や不安が小さなものに感じられます。
私たちは先に続く何世代もの中の
橋渡しをしているだけなのだから、
ともかく今最善を尽くしていこうと
前向きになることが出来ます。
特に親である私たちが毎日に、
あきらめや、不安を感じていると、
子供はそれを敏感に察知します。
それは特に成長期の子供にとって、
大きな精神的な負担となって、
安心感の喪失、無気力、無関心、
そして自信が持てないなど、
後々までに影響を及ぼす可能性が
あります。
だからこそ私たち自身が前向きに
明るく頑張る姿勢を見せることが
一番大切なんですね。
そして大人であり、親である私たち自らが
7世代先の子供達のために今出来る
一番大切なこと・・・
それは大いなる夢を持ち、自分で自分の
道を切り開いていける逞しい子供、
心身ともに健康な子供を育てることです。
私たちに派せられた使命は重大です。
でもとてもやりがいのあることなんです。
ぜひ子育てという世界で最も崇高な仕事を
全力を尽くして行っていきましょう!!
参考資料:http://en.wikipedia.org/wiki/Seven_generation_sustainability