チョコレートが健康に良いって本当!?
チョコレートというと甘いお菓子の代名詞のように
言われていますが、実はその原料のカカオ豆には
健康に良い優れた効果が沢山あるそうです。
今回はそのチョコレートの健康に対する効果に
ついての記事をご紹介します。
これで堂々とチョコレートが食べれるかも?♪
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古代の人々はカカオを健康効果に優れた食品として
捉えていました。それが約100年ほど前に
ミルトン・ハーシェイ(チョコレートブランド
Hershey's の創業者)がミルクチョコレートの
大量生産を始めてから、それは甘いお菓子の代名詞と
なりました。
しかし今日、多くの科学者達がカカオの持つ多岐に
渡る強力な治療効果についての再発見を始めています。
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〈ココアとチョコレート菓子の違い〉
一般的にカカオの樹木になる“さや”に入った
沢山の種の事をカカオ豆、ココアはそれを粉末に
したものを指しています。
それらには強力な抗酸化(アンチオキシダント)作用
があり、血圧の低下、コレステロールレベルの調整、
血流の向上、心臓や血管の健康、血糖値の正常化、
ストレスホルモンのレベルの低下、更に寿命を延ばす
効果まであると言われています。
チョコレートは挽いたカカオ豆かココアに、脂肪、砂糖、
そしてミルク等を加えたものです。この組み合わせは
ココアだけの比べてより多くのカロリーを含み、
カカオ自体の効果を薄めてしまいます・・・それでも
効果が無くなった訳ではありませんが。
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〈最近の研究結果〉
イギリスメディカルジャーナル誌に発表された、
総勢114000人以上を対象にした7件の研究結果を
まとめたものによると、チョコレートをより多く食べた
人は心臓病のリスクが37%低下、心臓発作のリスクが
29%低下、糖尿病のリスクが31%も低下したと
報告しています。
この研究対象の人達は、チョコレートバー、チョコレート
クッキー、チョコレートドリンク、又はチョコレート
サプリメントを摂取しています。このリサーチでは
全体的な摂取量に注目しています。
またカリフォルニア州立大学サンディエゴ校で行われた
別の調査では、チョコレートを食べた人はそれを節制した
人よりもスリムになったと報告しています。
これはカカオ豆のアンチオキシダント作用が代謝を
活発にするのにも貢献したためと思われます。
更にイギリスのリサーチでは100gのダークチョコ
レートをサイクリングを行う2時間前に食べた場合、
集中した運動時に体内に発生する酸化ストレスの
レベルを軽減することが出来たと伝えています。
更にアメリカ化学協会により最近開かれた、世界中の
専門家が集まるカカオに関する特別シンポジウムでは、
以下の様な最新リサーチの結果が報告されています:
◎チョコレートは偏頭痛の引き金になると信じられて
いますが、逆にその症状を軽減するのに有効ではないか
と思われます(チョコレートに含まれる他の成分が
問題になる場合もありますが)。動物実験によると
興奮時に偏頭痛や顎関節症の原因になると思われる
神経を、カカオが癒すことを発見しました。
◎喫煙者における危険な血栓の発生を、カカオのアンチ
オキシダント作用が軽減する可能性があります。
◎小腸において酵素が発生する炎症の原因となる分泌物を、
カカオのアンオキシダント作用が抑制することを
動物実験において確認しました。
◎カカオは危険な細胞変異を抑制して大腸がんの
リスクを軽減する可能性があります。
◎カカオはダメージや病気から肝臓を保護することが
動物実験で発見されました。
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〈どの様にカカオ(ココア)を取ったらよいでしょう?〉
出来るだけカロリーや不必要なものを抑えてココアを
取る方法としては:
◎クッキーや甘いお菓子よりもカカオ豆が70%以上
含まれたダークチョコレートを食べましょう。
◎チョコレート風味の飲み物や食品を買うときは、
出来るだけカカオ豆やココアパウダーの入ったものを選び、
合成のチョコレート香料や甘味料などでは無いものを
選びましょう。
◎無糖のカカオ粒やココアパウダーを、ヨーグルトや
フルーツパフェ等に振り掛けても良いでしょう。
◎アイスクリームやケーキ、お菓子などにかける甘い
チョコレートシロップの代わりに、無糖のカカオ粒や
ココアパウダーを使うことも出来ます。
◎アルカリ処理をされたチョコレートではカカオの
アンチオキシダント作用が既に破壊されていますので、
アルカリ処理をされていないチョコレートを選びましょう。
有名なダッチココアはアルカリ処理されているものです。
参考資料:better nutrition, August 2012
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いかがでしょうか?チョコレートが健康に良いなんて
いうと、バレンタインデーみたいにチョコレート会社の
宣伝のような感じもしますが、これだけのリサーチ結果
があるのであながち誇張では無いのでしょう。
ということでチョコレート好きには朗報ですね♪
でもやはり砂糖やミルクがタップリと入ったものや、
着色料や甘味料、香料などの添加物はアレルギー等を
予防する意味でも控えた方が良いでしょう。
さて我が家で以前ママ(妻)がココアを買って来た
時のこと、甘いもの好きな娘のモモも含めて3人分の
温かいココアドリンクが用意されました。
確か寒い時期で、ココアの香りがとっても美味しそう♪
で、みんなワクワクしながらカップに口をつけたとたん、
「えっ!何だこれ!?全然甘くなーい!!苦―い!!」
なんて事がありました。
ママはてっきり甘いココアドリンク用のパウダーだと
思っていたのですが、これが無糖100%カカオ豆の粉末。
ケーキやクッキーなどの調理に使うものだったんですね。
それで砂糖を足したり、豆乳(我が家ではミルクはあまり
飲みません)を足したりしてしましたが、どうもイマイチ。
結局人気が無くて半年以上は棚に乗ったままになって
いたような・・・
こんなに健康によいものなら無理してでも(いえ工夫
してでも)積極的に食べた方が良いのかも知れませんね。(^_^)