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こんにちは!モモキッスの勝田です。ここロスより子供たちの健康な未来作りをお手伝いしています♪
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自閉症スペクトラム・・・消化機能と炎症
「Gastroenterology(消化器病学)」誌に
発表されたアンケートによると、自閉症の子供の
46〜85%は慢性的な便秘や下痢など、
胃腸の問題を抱えているそうです。
消化器官は本来私達の体が持っている
自然な免疫機能の核となる場所です。
この自然免疫機能は病原菌を防御する
バリヤーの役割を果たしています。
このバリヤーシステムは炎症を抑制する
機能の鍵でもあります。自閉症において、
消化機能と炎症抑制機能は生体医学的な
治療においては必要不可欠な要素です。
<消化器官の炎症が脳に影響を与える>
リサーチによると自閉症の子供には、高い割合で
消化器の炎症、免疫機能障害が見られます。
これらが作り出した体内の炎症に、
遺伝的素因も加わり、脳内に“くもり”を
発生させます。
この炎症による“くもり”を取り除くことが、
自閉症の子供の発育に対して、
非常に大きな可能性を与えるでしょう。
<消化器官の異常による症状>
● 食品アレルギーや食品過剰反応
● 酵素の不足や機能不良
● 慢性的な便秘や下痢
● 粘液、血便、消化不良
● 腹部の痛み、けいれん、不調
● 腹部の膨れ
● リーキーガット(腸の粘膜に穴が開いた状態)
● 消化吸収力の不良
<健康な消化機能>
一般に健康な子供であれば、一日に2〜3回の
排便があります。排便はスムースで便の色も形も
整っています。また基本的に未消化の食べ物や、
粘液や血液も便に見られません。
また便の臭いも消化機能の健康を見る上で大切です。
不健康な便の場合は悪臭や、発酵したような臭い、
甘い臭い、まるで漁港の様な臭い、また血液の臭いが
する等、それらは腸内で病原菌や微生物が異常に
繁殖をしている可能性があります。
<消化機能、免疫機能、炎症の関係>
自閉症の子供において免疫機能の問題が
あるのが一般的であることを、
リサーチでは報告しています。
消化機能は、免疫機能と炎症抑制システムを
コントロールしています。
そこで子供達の成長を損なっているこれらの問題を
改善するには、免疫機能の向上と炎症レベルを
下げるために、消化器官を癒すことが
最初のステップとなるでしょう。
ジョンホプキンス大学で行われたリサーチでは、
自閉症スペクトラムの対象者において、
脳の炎症が確認されています。
他の研究においては、自閉症患者の炎症レベルは
若年性関節リウマチやクローン病など他の炎症疾患に
比べても非常に高いという報告をしています。
また、これらの炎症に関するリサーチでは、
自閉症における高レベルの炎症には、
炎症を抑制する能力を損なわれている事も
同時に確認されています。
<消化器官以外の炎症のサイン>
● 注意力や集中力の欠如
● 認知力と言語力の遅れ
● 肌の湿疹
● 行動障害
● 慢性的な疾患
● 睡眠障害
● 頭痛
● 乳幼児頭部皮膚炎
● おしりのかゆみ
<消化機能を損ねる原因>
現在多くのリサーチにおいて、自閉症や発達障害
を予防するための情報が集められています。
その中で以下の項目が、消化機能を損ねる原因
として挙げられています。
● 食品アレルギーと食品過敏症
● アレルギー源食品を早期に与えること
(固形食、離乳食を乳児へ早く与え過ぎ)
● 出産時の帝王切開、抗生物質投与
(腸内の善玉菌の自然な繁殖を抑えてしまう)
● ワクチン、重金属、環境汚染など
(食品:カセイン、グルテン、大豆、コーンなど、
を分解する酵素の働きを阻害する)
● GMO(遺伝子組み換え食品)
(他の生物の遺伝的物質を消化器内へ取りれる事が、
体の自然な免疫機能に悪影響を与える)
● 抗生物質(病原菌から体を守り、栄養素の
吸収を助け、炎症を抑制している善玉菌を殺してしまう)
参考資料:http://treatautism.ca/biomedical-treatment/digestion-and-inflammation/
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いかがでしょうか?
自閉症やADHDなど発達障害と呼ばれる
問題は、実は脳の炎症が原因であり、
それは胃腸の健康が大きく関連している
ということです。
もちろんこれだけが全ての原因とは
言えませんが、消化機能の改善が自閉症など
の改善にもつながる可能性はあるのは
事実でしょう。
では、どうすれば健康な消化機能を
自閉症の予防や改善につながるのでしょう?
実は子供が産まれてくる時から既に
始まっているんです!
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まず出来るだけ帝王切開や無痛出産は避け、
陣痛促進剤などの薬品を使わずに
自然分娩での出産を目指す。
これで医薬品が胎児に与える影響を減らします。
そして子供が産まれたら出来るだけ
長く母乳を与え続けることで、
乳児の腸内環境を整えるのを助けます。
長い期間母乳を与えられた子供の場合、
注意力や多動性の問題が少なく、
認知力、社交力、行動などのエリアに
おいても問題が少ないという
リサーチ結果も出ています。
更に離乳食や固形食は早く与えすぎない。
一年間は母乳で育てて、それまでは
離乳食を与えない方が良いという意見も
あります。
これにより乳児の消化機能が十分成長
する前にアレルギーの可能性のある
食品を与える可能性を減らします。
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幼児期から児童期、学童期に渡っては、
口から入れるべきもの、
入れるべきで無いものに注意して
行きましょう。
ざっと述べますと・・・
口から入れるべきもの:
● ビタミン、ミネラル、食物繊維
(野菜や果物、海藻類など、無農薬が好ましい、
また生野菜や果物には豊富な酵素が含まれます)
● 必須脂肪酸(魚、ナッツ類など)
● 良質な炭水化物(お米/玄米、オーツ麦、雑穀類など)
● 発酵食品(納豆、漬物、キムチなど)
● 水(良質な浄水器を使用するとよい)
口に入れるべきで無いもの:
● 砂糖(特に精製白砂糖、コーンシロップなど)
● 合成食品添加物 (合成着色料、合成保存料、
合成甘味料、化学調味料など)
● トランス脂肪(マーガリン、ショートニング)
● 農薬、GMO(遺伝子組み換え食品)
● 加工食品(栄養素が少なく、添加物が多い)
● アレルギー源(乳製品、小麦などアレルギーになり易いもの)
● 医薬品(抗生物質、ワクチンなど)
参考ページ:http://momokiss.com/setbrainhealth.html#kidsbrain7tips
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では既に問題のある胃腸の健康を、
回復するために役立つこととしては:
上記の口から入れるべきものを中心に、
食生活の改善を図る。
特にビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素が
豊富な生野菜や果物は積極的に取る。
更にアレルギーや脳内の炎症にも影響を
与えるといわれる、グルテン(小麦など)や
カセイン(乳製品)を避ける。
参考ページ:http://momokiss.com/mailback76.html
消化吸収機能が低下していて、体に必要な
栄養素が不足しやすいので、サプリメントで
それらの栄養素を補うことも有効。
特に不足しやすい以下の栄養素をバランスよく
補給したい。
● 必須脂肪酸
● ビタミンB群(特にB6とB12)
● 鉄分
● マグネシウム&カルシウム
● 亜鉛と銅
● ビタミンA、C、D、E、K
またプロバイオティクス(乳酸菌など腸内に
有用な善玉菌)をサプリメントで補給することも
最近は一般的になって来ています。
善玉菌は納豆や漬物などの発酵食品にも
豊富に含まれていますおで、そちらを食べる
ことでも補給できます。
但しそれらにはGMO(遺伝子組み換え)の
大豆が使われていたり、合成保存料などの
合成添加物が使われている場合もあるので
注意が必要です。
と、ずいぶんと長くなってしまいましたが、
腸内環境と自閉症などの関係、そしてその予防や
改善に少しでも役立てば幸いです。
ちなみに我が家でも乳製品を減らしたり、
添加物を減らしたりという点では頑張っている
と思いますが、発酵食品はもっと食べたいですね。
おかげさまでロスには沢山の日系スーパーも
あるので、納豆も漬物も買えますし、また
韓国系のスーパーなども多いので、
結構美味しいキムチも手に入ったりします。
最近は生野菜も沢山食べるようになりましたが、
まだまだ改善点もありますので、
まずは自分の家族から更に向上していけるよう
頑張らなきゃと思います。
まずは出来るところから一歩一歩、
進んで行きましょう!