世界中で自然が失われています。人間により森林は伐採され、海にはプラスチックが散乱し、地球温暖化が進んでいます。地球温暖化の原因といわれる空気中の二酸化炭素は、1750年代に比べて40%も現在は増加していると言われます。私たちの子供が大人になるときにはもう自然は残っていないのではないか?
ただここでいう自然(ネイチャー)とは一体何を指すのでしょう?往々にして“人間が触れていないもの”という定義を使うことが多いようですが、それは本当に正しいのでしょうか?この定義を使うことによって、実は私たちは子供たちから自然を奪っているのではないでしょうか?
“人間も自然の一部である”という視点を得ると、この自然の定義が変わってきます。実は世界中に存在する人間の手が加わっていない“自然”というものには、既にたくさんの人間の手が加わっています。逆に人間も含めて多様な生物が存在する場所、それが自然だと捉えれば、自然は至るところに存在します。私たちの身の回りにも沢山あります。
将来自然を愛することが出来る人間を育むためにも、子供たちに自然に触れる機会を出来るだけ沢山提供しましょう。そのためにも身近な自然を見つけましょう。そしてそれに触れましょう。。。TEDトークのエマ・マリス(Emma Marris)さんという方のプレゼンテーションを参考に、身近な自然に触れるということをキーワードに今回は話しています。
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