仕事の関係で訪れていたアメリカ東海岸のノースカロライナ州から、昨日ロスアンゼルスへ約一週間ぶりに帰って来ました。さすがにアメリカは広くて、乗り継ぎ時間などを入れると7時間以上の行程。若干おしりと腰は痛くなるものの、本を読んだり、考えたりする時間も出来て意外と有意義に使えました。その中で考えたのは、育った環境って子供の成長に大きな影響を与えるなということ。
私の友人の一人ショーンさんは、子供の頃に田舎の農場で育ったせいかアウトドアが生活の一部になっています。大人になった彼が以前ハンティングや釣りのガイドの仕事をしている時に、まだ1歳半と3歳ぐらいの息子二人をお客さんと一緒に釣りボートに乗せて仕事をしたりしていたそう。その内小さいながらに釣りの真似をしたり、えさを付けるのを手伝ったり、使用後のボート洗いを手伝ったりもしたそう。そういう環境で育った子供は大学生や高校生になった今も、父親と一緒にハンティングや釣りに行くそうです。そう父親を見て育ったんですね。
環境とひとくちに言っても、それには外的な環境(家のロケーション、交通の便、学校区、治安、都市、田舎、郊外など)、内的な環境(家の中のレイアウト、空気の質:化学物質による汚染、スペース:整理、整頓、収納、緑:鉢植えなど)、更に家庭環境(同居メンバー、夫婦仲、親の性格、仕事とのバランスなど)等々に分類されると思います。その中には住む場所の様に簡単に変えられないものもあるけれど、今ある条件の中で今日から理想とする環境に近づけていけるものもあると思います。例えば家の中から有害な匂いで室内の空気を汚染する可能性がある化学薬品が含まれた化粧品や洗剤、シャンプーやソープなどを減らすことや、空気の入れ替えをまめに行う、観葉植物を部屋に置くなんてことはすぐに出来ることですね。また家族同士の会話を増やすというのも大切だしすぐに可能なことでしょう。
では理想とする環境というのはどこから来るか?というと、まず自分と家族がどの様なライフスタイルを目指しているか?ということからかと。その目指すライフスタイルに合う環境が、理想とする環境なのかも知れません。先のショーンさんの例からすると、都会のアパートに住むということは考えられませんね。それは彼のライフスタイルにあっていないからです。
子供の成長を考えたとき、改めて親である自分がどんなライフスタイルを送りたいのか?というのを問い直してみると良いかも知れません。そしてそれをベースで理想的な環境を考えたとき、どんな子供にその環境で育つのかというのを想像してみると、家族として向かう方向が少し見えて来るのかも知れません。
・・・続きは音声で。
※音声中で話している「子供の成長にとって肌に触れることの大切さ」について話した、以前のトピックは以下のリンクにて。
⇒ http://momokiss.com/20160614-2/
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