No. 37 頭のよい子供のための食生活4つのゴールデンルール

 

未来を担う子供たちには多くのものごとを学び活かしていく能力が必要ですね。合わせて健康で幸せな子供であっても欲しいと思います。その様な頭がよくてハッピーな子供には健康な脳の育成がとても大切です。そこで今回は健康な脳を育てるための食生活、4つのゴールデンルールです!

 

<頭のよい子供のための食生活4つのゴールデンルール>

1.血糖値をバランスよく維持する

2.必須脂肪酸を十分に摂取する

3.ビタミン&ミネラルを十分に摂取する

4.合成添加物やアレルギー源を避ける

 

1.血糖値をバランスよく維持しましょう。

 

〈どうしてバランスが大切なのでしょう?〉

糖質(ブドウ糖)は私達の脳にとって大切な燃料です。しかしどのような種類(質)を、どの位(量)、それをいつ(時)子供に与えるか、気を付ける必要があります。砂糖、また砂糖が多く含まれた食品は、非常に早く血糖値を上昇させるため落ち着きが無くなったり、多動症(ハイパーアクティブ)、または集中力の低下につながります。更に多すぎる糖質は脂肪に変換されて体内に蓄えられるため肥満の原因につながります。また逆に糖質が少なすぎると子供は疲れやすく、いらいらして、集中するのが難しくなります。解決策としては、糖質(炭水化物)を一回に少量を何回かに分けて与える方が子供のエネルギーや集中力を持続するために良いのです。

 

〈血糖値のバランスをよくするには?〉

炭水化物は体内で消化されブドウ糖となり吸収されます。血糖値の急激な上昇を防ぐには、ゆっくりと消化吸収される炭水化物食品を選ぶことが大切です。例:オーツ麦、玄米、ライ麦パン、全小麦パスタ、黒パン、野菜(ジャガイモは除く)

食事は数回に分けて与えましょう。例:一日に3度の食事と2度のスナック(間食)

タンパク質を炭水化物と一緒に食べると、血糖値の急激な上昇や減少を防ぎます。例:シリアルにナッツやヨーグルト、豆乳を加える。フルーツにナッツやヨーグルト、トーストに卵、ごはんに卵や納豆など

 

2.必須脂肪酸を十分に摂取しましょう。

 

〈どうして脳には脂肪が必要なの?〉

脳の重量の60%(水分は除く)は脂肪です。その主要な構成成分である必須脂肪酸の不足が、子供の知性や行動に大きな影響を与えるのは想像に難しくありません。もしあなたの子供が必須脂肪酸の豊富な魚を一週間に3食と、ナッツ類を毎日食べていれば脳の成長を助け、IQアップにも貢献することでしょう。

 

〈必須脂肪酸を子供に与えるには?〉

必須脂肪酸の豊富な食品、種子類やナッツ類を食べましょう。それらはそのままでも、また挽いたり、摩ったりして、シリアルやサラダ、スープ等に振りかけて食べることが出来ます。また魚類(特に青さかな)を一週間に2~3食与えましょう。必須脂肪酸の豊富な食品例:魚(さば、イワシ、サケなど)、フラックスシード(亜麻に種)、パンプキンシード(カボチャの種)、ひまわり種、ゴマ、クルミ ・・・但し揚げたものや茶色に焼けたもの、加工されたものは避けましょう。

 

3.ビタミンとミネラルを取りましょう。

 

〈ビタミンやミネラルが必要な理由は?〉

ビタミンやミネラルは脳を最適な状態にするのに欠かせません。それらは脳を成長または修復するために非常に大切な働きをしています。ビタミンやミネラルは特に野菜や果物から得る事が出来ますが、またサプリメントとして摂取することも可能です。サプリメントを与えられた子供はIQが向上したという研究報告もあります。

 

〈子供に十分なビタミン&ミネラルを与えるには?〉

1日5食分の果物や野菜を食べましょう。加工や精製されたものよりも、未加工のホールフード(まるごとの食品)を選びましょう。子供向けのマルチビタミン&ミネラルを活用しましょう。

 

4.栄養素を減少させる物質やアレルギー源を避けましょう。

 

〈子供の脳から栄養素を減少させてしまうものは?〉

ある種の物質は脳に必要な必須栄養素を減少させます。また子供によっては特定の食品に対しアレルギーや拒絶反応を起こす場合もあります。

 

〈どのような食品を避けるべきでしょう?〉

以下のものを避けるか極力減らしましょう:精製された砂糖(白砂糖、またそれが多量に含まれるソーダ類やお菓子など)、不健康な脂肪(揚げ物などの酸化した脂肪、マーガリンなどのトランス脂肪)、食品添加物などの化学物質(特に合成着色料は×)、アレルギー源と思われる食品を避ける (アレルギー源と思われる食品群を取り除いて、一週間ごとに子供の気分や精神状態、行動を観察して原因と思われる食品を特定することも可能です。)

 

資料:foodforthebrain.org/smartkids/how-to-build-healthy-brains

 

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いかがでしょうか?

最近はADHDやADD、更に学習障害や自閉症など、脳や神経に関連する様々な障害が増えています。空気、水、土などの汚染に加え、私達が日常に使用している化粧品や洗剤、そして口に入れる食べ物にさえ数多くの化学物質が含まれている現在。それらが子供達の発育に多くの影響を与えていることは想像に難くありません。だからこそ、今回の記事のようにまずは私達が口にするものから気を付けていくことはとってもとっても大切だと思われます。私達自身と、子供、家族の健康のためにもこの4つのゴールデンルールが参考になれば幸いです。

 

・・・続きは音声で。