No.53 学校は安全か?子供の安全10のヒント!

 

学校は安全な場所でしょうか?

 

今年に入りアメリカではほぼ1ヶ月に1件のペースで、全米のどこかでスクールシューティング(学校での銃乱射事件)が発生しています。本当に怖いことです。先生達の仕事もそれこそ命がけ。銃社会に、心を病んだ多くの人たち、それに向精神薬やドラッグという薬物の氾濫とその副作用、もしその矛先が学校へ向かうと、犠牲になるのは罪の無い子供たちです。

日本においては幸い銃乱射はありませんが、かといって学校は安全と言えるでしょうか?特に最近は地震や津波、台風や大雨など度重なる自然災害に見舞われ、学校で被災する例も多々あります。もしあなたの子供が学校にいる時にそれらが発生したらどうでしょうか?

学校や先生たちは緊急時に本当にあてになるのでしょうか?311の震災時に先生の指示通りに待っていた子供たちは逃げ遅れて、津波の被害に合いました。さらに学校でも火事や、転落やケガ、通学途中での交通事故、人さらいやイタズラ、さらにいじめや暴力に会う可能性もあります。

 

そこで子供たちがその様な事態に会った時に、無事に生き残るためどうするべきでしょうか?以下はそのためのいくつかのヒントです:

  1. 親として学校の緊急時対策と対応プロセスを知っておく。それらを子供と一緒に学んで知ることは、子供に自信を与える事にもつながる。
  2. 子供と一緒に通学路(学校⇔自宅)を歩いてみる。また複数のルートを教えておくことで、もし通行止めの時などのバックアップになる。
  3. 子供と安全について話し合っておく(具体的にこういう時はこうすると決めておくと分かりやすい。危険を察知したらどうするか、悪い予感などに気をつけること、連絡ルートや避難ルートなども確認)
  4. 子供に対する意識付けも大切:不審者、知らない人には近づかない、人通りの少ない場所に行かない、1人で通学しない(集団登校、友人、兄弟、近所の子供たちなどと一緒に行き帰り)
  5. 親や保護者との連絡方法を明確にしておく(両親の電話番号、連絡カードや名札などに記載して身に付けさせておく)
  6. 親以外に信頼出来る近所の人々などの連絡先や連絡方法も確認しておく
  7. 安全だと思えない場合は先生への連絡したり、本当に緊急の場合のために警察や消防署などへの連絡方法も教えておく
  8. 親として学校側、担任の先生や校長などに共有しておく(アレルギー、身体障害、健康や精神面での問題、いじめ等の経験など)
  9. 子供に対する意識付け:交通規則を守ること(自動車やオートバイ、自転車に注意、交差点や横断歩道など)、自転車に乗る時はヘルメットをかぶること等
  10. 子供であっても危険を予知したり、避ける力はあります。そして自分の身は自分で守るという意識を持つこと。自分自身の判断力というものが生き残りに大きく左右する可能性が大きいのです。そのためにはもしもを想定しておき事前の心構えをしておくことで、いざという時に落ち着いて行動をすることが可能となります。

 

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