子供の脳とからだの栄養補給｜学習能力や社会性能力アップを応援

子供の脳は２歳までに大人の約８０％、５歳では約９０％まで成長します。そして脳内のシナプスと呼ばれる神経細胞が互いにどんどんつながり脳は発達していき、１２歳ぐらいでほぼ完成します。そして思春期を通して２０〜２３歳ぐらいまで更に成熟し続けます。

この様に脳の成長期である子供達に、その発育に必要な十分な栄養を与えることは、子供達が豊かな想像力、感受性、
記憶力、知識力、そして健全なからだを作る上で最も重要なことのひとつといえます。

脳に必要な栄養素として、まずそのエネルギー源としブドウ糖、そして脳の原材料として必須脂肪酸やアミノ酸（タンパク質から分解されます）、そしてその機能を正常化し、かつ免疫力、抗酸化力等を向上させるのに各種ビタミンやミネラルが非常に大切になります。

これらの栄養素は全て食物から体内に供給されるのですが、近年は栄養価の低下した加工食品の増加、農産物に含まれる栄養素の低下、食スタイルの変化による栄養の偏りなどにより、私達は沢山食べているのにも係わらず、特にビタミンやミネラル等のある種の栄養素が、体内に不足している場合が多いのです。

更に農産物に含まれる農薬や、加工食品に含まれる合成着色料、保存料、調味料などの合成食品添加物、抗生物質やワクチン等も含め医薬品の多用、シャンプーや洗剤、化粧品などに含まれる化学薬品、空気や土壌、水などの環境汚染、そしてスピード社会におけるストレスの増加・・・これらのマイナス要因から体を保護するために、私達のからだは更に多くの栄養素を消費しています。

成長期にある子供達は、日常生活をこなすためだけでなく、体内の臓器の育成、そしてその成長のために大人の約３倍の栄養素を必要としています。そしてその中でも特に不足しがちなのが、必須脂肪酸、ビタミンやミネラル、そしていくつかのアミノ酸であり、それらは特に脳の育成のために非常に大切な栄養素なのです。

近年子供達の間に非常に増加しているＡＤＨＤ（注意欠陥多動性障害）、ＡＤＤ（注意欠陥障害）、ＬＤ（学習障害）、自閉症などは、専門家の間でも様々な原因が考えられていますが、中でも幼少期からの栄養素の不足が大きく影響しているとも言われています。そして、いくつかのリサーチにおいて、オメガ３と呼ばれる必須脂肪酸、その中でも特にＤＨＡやＥＰＡ等を与えられた子供において、ＡＤＨＤなどに改善が見られたという報告がされています。

またＰＳ（ホスファチジルセリン）と呼ばれる脳の構成物質や、アセチルカルニチン等のアミノ酸の一種、イワシ等の魚に含まれるＤＭＡＥと呼ばれるアミンの一種など、各種の栄養成分を補給することにより、認知力や記憶力、注意力の向上、また気分の高揚など、脳機能の改善やその健康維持に効果があると報告されています。

子供が元気で丈夫に、健康に育つ事は子供を持つ親みんなの願いです。産まれる前から産まれた後、赤ちゃんから小学生、そして中学、高校、大学と大人になるまで、いや大人になっても親は子供の心配をし続けるものです。たとえ子供が健康であってもそうですから、もし子供の健康に不安がある、体が弱い、食品アレルギーや花粉症、情緒不安定、そしてＡＤＨＤや学習障害、自閉症などの問題があったらなおさらです。

「私の子供は将来ちゃんと自分で生きて行くことが出来るだろうか？」と考えると眠れない夜もあるのでは無いでしょうか。その様な中で多くの問題の原因が私達の食生活の中にあり、それを見直すことで子供達がより丈夫で、健康な大人に育ってくれるのであれば、どれほど有難いことでしょう。

しかしながら忙しい毎日の中、子供のための最適な食事を用意する事は並大抵ではありません。たとえそれが出来たとしても子供が食べてくれないこともあります。その様に普段の食生活の改善だけではフォロー仕切れない部分を補ってくれるのがサプリメントなのです。子供達がより健康で賢い、そして逞しい未来の大人になることを願う、多くの親御さんとその子供達のために、この優れた栄養サプリメントがお手伝い出来る事を願っています。

近年はＡＤＨＤやＬＤ、自閉症などの言葉が一般的になり、いろいろな情報が飛び交っています。するとお子さんのちょっとした行動や態度で、「私の子供はＡＤＨＤでは無いか？何らかの発達障害では無いか？」とややもすると心配になりがちです。

しかし子供達の行動は、両親の夫婦仲、親子間の愛着問題、しつけ方法、環境の変化、いじめ、そして食生活と栄養バランス等、様々な要素により影響を受けます。ですから安易にチェックリスト等をもとに発達障害と断定することは避けなければなりません。普段からお子さんをよく観察し、また会話をするように心掛けることが大切です。

人には自分に合った学習スタイルが誰でもあります。それは視覚型（目で見て憶えるタイプ）、聴覚型（聞いて憶えるタイプ）、運動型（手や体を動かして憶えるタイプ）と大きく分けられます。学習障害だと感じていても実はその子供に合った学習スタイルで無い場合もあります。

そして健康で子供のより高い能力を発揮するためにも、普段の食生活、そして医療との関わりについてもで気を付けた方がよいことがあります。それらを以下でご紹介します。

１：　白砂糖、コーンシロップ等の精製された甘味料を避ける

白砂糖が沢山含まれた甘いキャンディーやお菓子を食べた後は、血糖値の急上昇に伴い子供達は活発になり、ハイパー（多動性）になったり、そわそわしたり、注意力がなくなる場合があります。しかしその後、血糖値の急降下が始まると疲れやすくぐずぐずしたりします。単に虫歯になりやすいだけでなく、白砂糖やコーンシロップ等の精製された甘味料は脳神経にも大きな影響を与えます。

２：　合成着色料、合成保存料、化学調味料、人口甘味料を避ける

食品に含まれる合成着色料が子供達の脳に影響し、その行動に影響を与えるというリサーチの報告があります。特に多くの合成着色料（黄色５号とか赤色４０号などと表示）には、タール色素と言う石油製品が使われており、それは本来食べ物ではありません。また化学調味料はある種の興奮作用をもたらすとも言われます。更にノーカロリーといって宣伝しているソーダ等には、砂糖の代わりに人口甘味料が使われてことがありますが、神経や脳に影響を与えるとも言われ、その安全性に疑問が残ります。

３：　トランス脂肪（マーガリン、ショートニング）を避ける

トランス脂肪酸は一般的に植物油に水素を添加して、人工的に半固形化した自然界には存在しない脂肪です。心臓病、動脈硬化、アレルギーやアトピー、また不妊症に影響を与えるとも言われます。マーガリンやクッキー等の焼き菓子に多く使われているショートニングにも含まれますので、それらの取り過ぎに注意しましょう。

４：　加工食品を減らす

食品は加工工程を通すごとにその栄養素が減少していきます。さらに砂糖や様々な添加物が加えられた加工食品は栄養価が少ないだけで無く、健康に悪影響を与えるでしょう。新鮮な野菜や果物の素材を活かしたメニュー、あまり手の込んだもので無く、シンプルに調理をされたものの方が意外と子供は喜ぶものです。

５：　できるだけ無農薬、オーガニックの食材を選ぶ

多くの農薬は神経毒であり、それが少しずつでも体内で蓄積されると、脳や神経に悪影響を与えます。更に生殖機能に対する悪影響も指摘されており、大人以上に成長期の子供には避けたいものです。全てを無農薬の食材にすることは難しいかも知れませんが、意識してそれを選ぶようにする事や、調理前に塩水でよく洗ったり、皮を剥くだけでもずいぶんと違うようです。

６：　アレルギーの原因を減らす

アレルギーというと皮膚やのど、目や鼻などの症状が見えるところに注意が行きがちですが、実は脳や神経、また精神的にも大きな影響を与えているといわれています。花粉症などの外部からのアレルギー原因になるものを出来るだけ防ぐのも大切ですが、同時に食品アレルギーの原因として多い食材、例えば乳製品や小麦製品などを食事から減らすだけでも大きな違いがある場合が多いのです。

７：　胃腸の健康に役立つものを食べる

胃腸が健康で無いとアレルギー源や有害物質などが体内に入り易くなり、それが免疫や精神状態にも大きな影響を与える可能性があります。胃腸の健康を保つ意味でも乳製品を食事から減らすこと、また酵素を豊富に含む、調理されていない緑黄色野菜や果物を食べることは効果的でしょう。

■　医薬品の使用には気をつける

ちょっとした風邪や腹痛など、確かに大事に至る可能性もありますが、かといって安易に薬に頼るのはいかがでしょうか。ほとんどの薬には何らかの副作用が伴うものです。また抗生物質はからだに害のある病原菌だけでは無く、腸内にいる大切で有用な善玉菌まで殺してしまいます。抗生物質によって侵された腸内環境が回復するには非常に多くの時間を要します。

また同様にワクチンの予防接種も、特に小さな子供の体に大きな負担となる場合があります。人によっては重大な副作用（アナフィラキシーショック）を伴う場合もあります。またワクチンに含まれる添加物がＡＤＨＤや自閉症の原因になっている可能性を指摘する意見もあります。

成長途上の子供に対する医薬品の投与は、将来に渡って影響を及ぼす可能性もありますから、安易に医者が薦めるからではなく、子供に本当に必要なのか、どのようなリスクがあるのか、使用しなかったらどうなるのか？代替方法はあるのか？等、よく医師に相談すること、そして親御さんご自身でリサーチすることも大切でしょう。

私達のからだはそれぞれが密接につながりあって機能しています。足や手のツボが体内のそれぞれの臓器を助けるのは良い例でしょう。だからこそ、頭の良い子供、健康な脳を養うにはからだ全体をより健康にすることが大切です。

そこで野菜や果物などビタミンやミネラルが豊富な食材を食べると共に、品質の良いマルチビタミン＆ミネラルで栄養を補給することは、からだ全体の機能をサポートする上で有効なのです。

更に脳だけでは無く体中の細胞膜の原材料となる必須脂肪酸、特に不足しがちなオメガ３系必須脂肪酸の補給は、体全体の細胞を助けることにつながります。現在アメリカでは、多くの医師が品質の良いマルチビタミン＆ミネラルと、そしてオメガ３必須脂肪酸サプリメントを毎日取ることを薦めています。